2021年4月6日火曜日

虐待されない仕組みと、支援ニーズを伝えよう


 子ども虐待に胸を痛めるすべての方へ。

 はじめまして、ライター・編集者の今一生です。

 『子ども虐待は、なくせる』という本を書いています。


 親から虐待されても、必死に生き残ってきたサバイバー(生還者)にとって、以下の2点は大きなニーズだと思います。

◎親から虐待されない仕組み
◎虐待されてもなるだけ困らずに生きていける仕組み

 こうした「仕組み」は、法律や条例などを変えたり、民間の解決サービスとして生み出すことによって、実現できます。

 そこで、僕が全国の市民に呼びかけ、開催してきたイベント『子ども虐待防止策イベント』では、サバイバー当事者からニーズを聞き取り、以下のリンクにまとめています。


 たとえば、あなたが親から虐待されて育った場合、成人して親権者からの支配から解放されても、精神科の医療費や家を出るための100万円ほどの自立資金を自己負担しなければならなくなります。

 そこで、通院先の医者や児童相談所、市役所の家庭福祉課などに被虐待の事実を承認されたら、自己負担分の医療費や引っ越し代などをまとめて役所で支払ってもらえる制度があったらどうでしょうか?

 しかも、その同じ額面を役所が親に請求する仕組みがあれば、税金を支出する必要がないので、財源の乏しい自治体でも実現できます。

 サバイバー当事者にはまとまったお金が入り、親権者は後から莫大な請求が来るのを恐れるために虐待の抑止策にもなります。

 また、未成年のカウンセリング料金を0円にできれば、虐待の早期発見は格段に進み、被害が深刻化する前に子どもを保護できたり、虐待親を精神病院へ措置入院させることもできます。

 そのための財団を作る若手起業家がたった1人現れるだけで、民間でも未成年のカウンセリング無料を実現できるのです。

 こうした支援ニーズは、当事者がそれぞれ個別にネット上の片隅で書いていても、実現しません。
 より多くの当事者たちのニーズを集め、当事者団体として政治家や役人、民間事業者に直接、伝えていくことが必要なのです。

 そこで、毎月1回ぐらい、虐待サバイバー当事者(+当事者による解決アクションを応援したい人)がzoomやcluhouseなどで具体的なニーズ(自分が望んでいる解決策)を発信し、それらをまとめ、ごらんのブログに報告記事を書き、政治家や事業者に伝えていく活動を始めたいと思います。

 もっとも、僕は55歳のおじさんで、この活動以外にも忙殺されているため、1人ではとてもできません、
 言い出しっぺですが、代表のような存在ではありません。

 当事者を中心にアライアンス(連携)しながら活動したいため、以下のような人材を募集します。

◎月1回のネット会議の書記として、このブログを書ける人
◎ネット会議やこのブログ記事を、SNSで拡散しまくりたい人
◎僕の代わりに、このアクションやブログ記事執筆などを続けたい人
◎虐待サバイバー当事者として、政治家の勉強会に出演したい人
◎虐待サバイバーとして、顔と声をネット上に公開できる人

 こうした地道なアクションは、30年以上も虐待防止策に失敗し続けている学者・専門家・支援団体などの「有識者」よりも、はるかに大きな変化を作れます。

 なぜなら、サバイバー当事者は、虐待されることによって何に困り、どれだけ苦しいか、どうしてほしいのかについて、有識者よりも具体的かつ詳細に知っているからです。
 そのライフハックを尊敬し合いながら、当事者ニーズを広く伝えていけるアクションを、一緒に始めませんか?

「当事者として、なにか一緒にやりたい!」
「当事者ではないけど、自分の無理なくできることで応援したい」

 そうした方は、僕までメールください。
 conisshow@gmail.com 今一生

 とりあえず、LINEグループで日常的にやりとりをしていきたいです。